今日は3月~4月に散策して出会った、生物たちを紹介します。
まずは、「モズ」 (学名;Lanius bucephalus) (2015.3.5 撮影)
「小さな猛禽」と云われているだけあって、食性は動物食で昆虫、両生類、小型の爬虫類、小型の鳥類、小型の哺乳類までも捕食する。
木の枝などに捕らえた獲物を刺す「モズの早贄(はやにえ)」は有名で、獰猛(どうもう)なイメージもあるが、この写真ではポーズを取っているみたいで、とても可愛らしい。
※「猛禽類(もうきんるい)」とは鋭い爪と嘴(くちばし)を持ち他の動物を捕食する、鷹(タカ)や鷲(ワシ)などの鳥類を指す。
次は、「ルリタテハ」 (学名;Kaniska canace nojaponicum) (2015.3.5 撮影)
青系の翅が美しいタテハチョウの仲間。
椎ノ木谷(しいのきや)でも3月~10月まで普通に見られるチョウですが、散策して必ず出会えるとは限りません。皆さんも何度も散策して、美しい青い翅を見つけてみてはどうですか。
次は、「ダイサギ」 (学名;Egretta alba) (2015.3.12 撮影)
日本ではアオサギと並ぶ最大級のサギ。
いわゆる白鷺(しらさぎ)で体の大きさによって「ダイサギ」「チュウサギ」「コサギ」と分かれる。
冬には「ダイサギ」の嘴は黄色、「チュウサギ」の嘴は黄色に先端が黒、「コサギ」の嘴は黒になる。
次は、「アオサギ」 (学名;Ardea cinerea) (2015.4.1 撮影)
日本では最大級のサギ。
名前に青と付くが、実際には灰色である。※アオサギのアオは古語で灰色のことを指す。
ダイサギと同様に椎ノ木谷にはザリガニ、カエル、ドジョウなどのエサを捕食しに来る。
次は、「アサヒナカワトンボ」 (学名;Mnais pruinosa) (2015.4.19 撮影)
緑色の金属光沢を持つカワトンボの一種。
椎ノ木谷では谷の湿地や田んぼ周辺で良く見られる。
アサヒナカワトンボを見つけても良く観察することは少ないと思いますが、綺麗な緑色の金属光沢をじっくりと観察して欲しい。
まだまだ、出会った生物たちは多いのですが、また次回に紹介します。