
トゲナナフシ (学名:Neohirasea japonica)
全身にたくさんの小さなトゲを持つナナフシ。
小枝そっくりに擬態して外敵から身を守ることは有名だが、
産まれてくるのはメスがほとんどで、メスの単為生殖によって子孫を残すことは、
あまり知られていない。
自然界ではメスしか発見されていなかったのだが、2009年9月に京都で
オスのトゲナナフシが発見、採集され、ニュースにもなっている。
トゲナナフシに限らず、ナナフシの仲間には、メスだけで卵を産む種やオスが
見つからない種も多いが、理由は分かっていない。
メスが単体で卵を産むメリットは
卵を産むことが、より簡単で、子孫を残し易い。
逆にデメリットは、
生まれてくる子供は自分と同じような性質を持っているので、環境の変化や
病気等には、全滅する可能性が高い。
と、いう事は、オスが生まれてくるのは、違う性質の子供を残すためか・・・・
まぁ、オスとメスが交尾をして子供が生まれてくるとしても、同じ系統(兄弟とか)
で交尾しても意味ないけど・・・。
自然界では絶滅しない、もしくは絶滅しにくい、それぞれの「種」の性質と本能が
あるのでしょう。
*生物のことを調べれば、調べるほど、面白いですよね。
皆さんも是非、椎ノ木谷で楽しく、観察、探求してください。